中教審で「質の高い教師の確保特別部会」の第4回会合が2023年9月26日に開催された。これらについて、考察したい。
時短へ授業こま数是正を、中教審 「勤務間インターバル」検討も:KYODO
—トピック—
- 学校における働き方改革の現状がどうなっているのか、また24(令和6)年度予算概算要求で今後どのように改善していく予定なのかを文部科学省が説明
- 横浜市の教職員の働き方改革の内容が紹介された
- 委員の質問「教員の働き方改革は保護者の理解を得ることが大切で、難しいことでもあるが、どう伝えているのか」
- 委員から長時間勤務の改善はDXを徹底的に推進していくことで効果が出るとの意見
小学5年(1こま45分)で基準となる1015こまを大きく超える「1086こま以上」の学校は37%。提言は、こうした状況を問題視し「指導体制に見合った計画にする」と是正を求めた。
基準となる時数を大きく超える時数を設定している理由は、台風や降雪などの自然災害やインフルエンザなどの疾病で、学校・学級閉鎖を予想して多めに設定してあるからである。国が提示している時数をこなすためには、必要な措置であり、決して非難されることではない。教師の立場で言えば、まず、国が提示している時数について、減らすべきである。ここに手を加え、900時間を下回るくらいまで大なたを振るっていかないと、根本的解決にはならないであろう。
運動会の開会式を簡素化することや、入学・卒業式で「前例にとらわれた部分」をやめるといった時間削減を推奨。教員が終業から次の始業までに一定時間の休息を確保する勤務間インターバルの必要性にも言及した。
行事の簡素化については、どの学校でも意識して行っており、圧縮できる部分は、あまりないと思われる。もっと踏み込んで言えば、行事の運営や指導を教科指導担当者に担わせるのではなく、別の担当者が行うべきであり、業務の分担を徹底しなければならない。これにおいても、担わせる人を雇用する必要があり、抜本的な予算措置が必要になってくる。
また、勤務インターバルは、新たな提言であると感じるが、具体的な制度設計がよく分からない。インターバルを適切にとったとしても、現状の業務量では、1日の中で終わらすことはできず、結局仕事を家に持ち帰ることになり、学校でやるのか家でやるのかの違いでしかなくなることが予想される。持ち帰ることのできない仕事もあり、インターバルを提唱する前に仕事を減らすことが優先順位として先に来るのではないかと思う。
提言は、既に文科省が自治体や学校に呼びかけている内容が多く、予算措置を含めた国の支援拡大が必要となる
提言内容は、過去にも出されていることも多く、現場レベルでは、既に取り組んでいることもある。授業時数などは、学校レベルでどうにかなる問題ではなく、標準時数を大幅に減らすことが必要不可欠である。文科省はこの20年間、盛りに盛ってきた時数を減らして欲しいと思う。


コメント